「I/O」誌の工学社はパソコン通信にも乗り出してまして、「テレスター」というパソコン通信をやっていました。
その中に日立のパソコンユーザーのためのクローズドユーザーズグループ(CUG)である「S1Club」という組織がありました。
前身は「SunRisePCClub」と言いまして、「SunRise」は”日立”という意味ですね。「SRPC」はベーシックマスターレベル3からのユーザーを中心にしていましたが、その中にS1ユーザーが増えていったのです。
S1に通信機能を搭載したモデル15、45が発売されたときに、「SRPC」も名称を「S1Club」に変更して、S1の通信機能を十分に活かすようにとCUGは活発に活動をしていました。
このS1Clubにどれほどお世話になったかしれません。いまだにS1を大事に持っているのも、S1Clubとメンバーの皆さんが助けてくれたからだと思っています。
特に若くして事故で亡くなられた辻川さん。彼は日立のベーシックマスターやS1、6809にとりわけ詳しく、その話はとても勉強になりました。彼が持っていた膨大な量のフロッピーが手元にあります。形見だと思って大切にしています。
S1のハード、ソフトの充実はもちろん、初の「オフ会」や「スキー旅行」などパソコン通信で味わう楽しさを自分なりに体験していきました。
この冊子は「All That S1 Club」という、S1Clubのログをメンバーがまとめたもので、88年版です。(他の年のものを自分は知りません)
88年はパソコン通信も円熟期という感じでしたが、辻川さんが亡くなってしまったという悲しみをみんなで感じていた年でもありました。
冊子は分厚い本が上/中/下とあり、1年間を3冊でまとめてあります。
辻川さんって、昔S1関係のサークルをされていた方でしょうか?
返信削除そんなに早く…信じられん…
初めまして。S1 Club半ばでマシンを実家に置いたまま就職し
返信削除20年あまりがすぎましたが、
3枚目に当時のハンドルで自分が載っていることに気付きました。
折を見て、実家で探してみます。
All That S1 Club
紛失していないことを祈って。
HN:ずたか