MB-S1/10

2012年3月24日土曜日

拡張PSG&JOYSTICKインターフェースカード

S1モデル10AVはゲームと映像関係に重点を置いたマシンで、色もブラックだったのですが、実機を一度も見たことがありません。持っている人は居たのでしょうか?
映像関係ではビデオスーパーインポーズカードを搭載している事はわかるのですが、ゲーム関係での拡張はどうなっているのかわかりませんでした。
日立から基本3重和音のPSGを6重和音にまでにできる小さなPSGカードが発売されていたようですが、それを見たことがありません。「PHASE」誌7号にはJOYSTICKインターフェースとしてPIAポートに接続してJOYSTICKを使えるようにするカードがシステムBITから4500円で発売されているとの記事がありましたが、これも見たことがありません。
自分がS1に載せていたのは、この+3重和音のPSGとJOYSTICKインターフェースを1枚のカードにした製品で、日立純正では無く、どこのメーカーが作ったのか記憶に無いものです。(物忘れがひどすぎる)中部本多通商という会社(店?)が開発して発売したものです。
S1のBASICにはPLAY命令、SOUND命令が6重和音まで対応している上、JOYSTICK制御のコマンドもあるので、このカードでS1を十分に使い倒せるというものらしいです。それはさておき、
 増設スロットに横に差すために拡張インターフェースカードが必要になります。しかも赤いケーブル線は基板上のPIAポートに挿すためのコネクタとケーブルで、これで入出力を制御するというもの。
 ボード上の一番大きなチップがヤマハのPSGチップ。
S1の基板上にも付いているもので、このカードは部品点数がものすごく少ない。

 AY−3−8910というチップ
このボードの取扱説明書によると、S1−BASICは増設されたPSGに関してPLAY文にバグがあるため、エンベロープ制御が正しく機能しないらしい。そのためにパッチ処理を行う必要があるとのこと。
JOYSTUCKインターフェースはATARI準拠で当時のPC−6001やMSXに使われていたジョイスティックなら接続が可能であるらしい。純正のインターフェースは1トリガのみのサポートだけど、このカードは2トリガまでサポートしていると書いてあります。ポート自体はジョイスティックからの入力と外部への出力もできるので、他の使い方もできるとのこと。他の使い方ってなんだ?

このジョイスティックポートが認識されて動いたゲームソフトは「ヴォルガード」だけだった気がしますね。
これはPIAポートに接続するコネクタとボード上の端子番号となっています。
このカードでは、JOYSTICKの6番と7番ピンが入出力可能なピンになっていて、PIAと同時にPSGにも信号が送られるように設計されているため、純正カードよりも様々な用途に使えるのだそうです。
開発した中部本多通商というのは秋葉原の本多通商から生まれた会社(店?)らしくてパソコン黎明期にはいろんなパソコン向けのハードやソフトを開発していたそうです。自分も秋葉原の本多通商にはちょいちょい訪れていたのですが、秋葉原らしい、怪しげなというか、マニアックな雰囲気を出していました。
なんと、そこの会長さんは会社を畳んだ後で「ぷらっとほーむ」というお店の店長さんをやっていたらしいです。「ぷらっとほーむ」にも結構行きました。同じ人のお店だったとは知りませんでしたが。

3 件のコメント:

  1. この拡張PSGにはAY-3-8910が搭載されているようですね。
    PIAポートの信号はJOYSTICK用ですかそれともPSG用ですか??
    これは興味深いカードですね(*^_^*)

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    1. JOYSTICK用です。JOYSTICKインターフェースははPIAから信号を入出力するようです。

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  2. >ヤマハのPSGチップ
    GIってでっかく刻印があるやないかい、ヤマハのヤの字も見当たらないんだが
    むしろGIのAY-3-8910の互換品がYAMAHAのSSGとか、PSG互換チップなんだけども

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